FC2ブログ

閑古鳥の巣

目次


【:-】スポンサーサイト

  1. 名前:名無しさん@閑古鳥 --/--/--(--) --:--:--
    上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
    新しい記事を書く事で広告が消せます。

【118:0】こんな妹は好きですか?

  1. 名前:名無しさん@閑古鳥 2004/06/22(火) 23:30:00
    632 名前:こんな妹は好きですか? :04/06/22 23:30 ID:JnEB68d8
    少女はキャンパスを早足で突き進んでいた。
    周りの人々は皆振り返っては、彼女を見たまま凍り付いた様に動きを止めてしまっている。
    こよみ学園中等部の制服に身を包み、ポニーテールに纏めた髪を振り乱したその姿から確かな殺気が溢れ出ていたからである。
    ここはこよみ学園高等部の敷地内ではあったが、中等部の生徒がいる事自体はさほど珍しくはない。
    しかし今ここにいる少女、正確には彼女を覆う斬りつけるような殺気に関しては全く話は別なのである。
    そして少女の手にある凶器―保健室から持ち出した一振りの日本刀―が人々の畏怖を確かなものにしているのだ。
    下手に話しかけると自分まで殺されかねない―少女を遠巻きにしたまま誰もが動き出せずにいた。
    臆病な野次馬達には目もくれず、少女はひたすらに探し続けた。自分が愛して止まない"お兄ちゃん"と自分から彼を取り上げた憎むべき女性とを。
    執念の賜物なのか、程なくして少女の両瞳は標的の姿、話し込んでいる男女を捉えていた。
    「見付けた……!」
    自らをも焼き尽くしかねない嫉妬に駆られながら、刀の柄を握り締めて真っ直ぐに歩み寄っていった。

    『アイツサエイナケレバ……』
    お兄ちゃんの笑顔も、お兄ちゃんの日常も、お兄ちゃんの心も、あいつに奪われてしまった……!
    向こうで「お兄ちゃん」と談笑している眼鏡をかけた女……あいつがお兄ちゃんを奪っていったんだ!

    少女の満たされない思いが怒りと殺意になって今まさに罪も無い女性に叩きつけられようとしていた。


    (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

    スポンサーサイト
    [PR]

コメントの投稿

送信:

【117:0】男性の……

  1. 名前:名無しさん@閑古鳥 2004/06/18(金) 15:06:00
    622 名前:678『男性の……』1/3 :04/06/18 15:06 ID:T2ihVMAW
    ラッシュアワーの電車。
    できれば乗りたくはない、というのが人の感情だろう。
    乗りたくはなくとも、人は乗らざるを得ないのだ。自分のスケジュールのために。
    だとすれば――必要もないのに乗ろうとする私のような人間は、どのように評価されるのだろうか。

    レールの音が車内に響く。
    その音につられるように、上質のシルクの生地が視界の右端に揺れる。
    今私は、赤いチャイナドレスに身を包んだ『彼女』の隣に立っているのだ。
    私はくすっと笑った後、とんとん、と軽くその背中を指先で叩いた。
    『彼女』の表情がぴくん、と引きつる。
    私はそのまま指を、背筋に沿ってつつっと下ろしていく。
    『彼女』のまぶたがぎゅっと閉じられ、奥歯が噛みしめられる。
    だが『彼女』は、それ以上の行動は何も見せなかった。

    『彼女』は、まだ日本の電車に慣れてはいない。ましてこのようなラッシュアワーなど。
    だが、灰色のスーツを詰め込んだ車内で、真紅のドレスがあまりにも目立つ事は知っている。
    私の狼藉に抵抗しようとして、目立つ事は嫌なのか?
    自分の意志表示よりも、世間体を気にするタイプなのだろうか?
    いや……それは違うだろう。
    もし知らない男に同じ事をされたなら、『彼女』は秒でそいつを彼岸に送ってしまうはずだ。
    素手であっても拳法の達人であり、その上に武器だって隠し持っているのだから。
    一方の私は、『彼女』のクラスメイトであり、しかも女である。
    あるいは私が委員長の地位を有している事を考え、黙っているだけなのかも知れない。
    しかし、それは私の立場からは愉快な考えではない。
    ――心を許しているからだ。
    直接本人から否定されない限り、私はそう思い込む事に決めている。

    何故なら、今日を含め、私は『彼女』に一度も拒絶されてはいないのだから。
    2人で電車に乗るという、幾度かの提案を。

    (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

コメントの投稿

送信:

【116:0】続・好色妖怪退治(?)絵巻

  1. 名前:名無しさん@閑古鳥 2004/06/07(月) 19:53:00
    608 名前:134/ようやっと、前半選択肢の最後の一つが出来ました :04/06/07 19:53 ID:p5NCKsXb
    2時間目-0489 →①性欲を鎮める為に風呂場へ

    (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

コメントの投稿

送信:

【115:0】六月のみなづき・思慕~おもい~

  1. 名前:名無しさん@閑古鳥 2004/06/06(日) 02:37:00
    595 名前:六月のみなづき・思慕~おもい~ :04/06/06 02:37 ID:8z6g5ofA
    「おいみな、まだ動いちゃダメか?」
    「ごめんなさい、もうちょっとで終わりだからっ」
    スケッチって本当に難しいよね。なかなかうまく描けないよ。
    みなじゃまだまだうづきママみたいにはいかないって分かってはいるんだけど……
    「ありがとうお兄ちゃん、やっと出来たよっ」
    「おーっ、どれどれ……」
    「あっやだ、まだ見ちゃダメだよぅ!」
    「おいおい、なんかえらい男前じゃんか……サービス良過ぎだぞ」
    そ、そうかな……本当のお兄ちゃんはもっともっと素敵なんだけどな……
    「でもさぁ、俺ばっかりこんなに描いてどうするんだよ?はづき姉とか色々いるだろうに」
    「はづきお姉ちゃんもちゃんと描いてるよ?ほら……あれっ?」
    みなってばいつの間にお兄ちゃんばかり描いてたんだろ?はづきお姉ちゃんとか他全部合わせてもお兄ちゃんの方がずっと多いよ……
    「そんなに俺って描き易いのかなぁ?こんなんばっかり描いてもしょうがないだろうに」
    「しょうがなくないよっっ!お兄ちゃんのこと、いくらでも…描きたいんだもん……」
    「わ、悪かったみな!そんな泣く事ないだろ、俺が描かれるのは構わないからさ」
    昔からしてくれてるみたいにお兄ちゃんがみなの頭を撫でてくれる……
    ごめんね…こうしてもらいたくて時々ワガママになっちゃうの……
    「ありがとう…お兄ちゃん、だーいすきっ!」
    だってこうやって抱きつくのがほら、全然おかしくならないでしょ?
    ……え?みな、やっぱりヘンなのかなぁ?

    (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

コメントの投稿

送信:


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。