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  1. 名無しさん@閑古鳥 2003/06/27(金) 12:27:00
    570 名前:134/せっかくだから俺はこの赤の扉を選ぶぜっ![sage] 投稿日:03/06/27(金) 12:27 ID:LrFI3Xd9
    「…ァァァッ!! あぅ、アっ、あアァアァッぁアア!?」
    「そんなに力まないッ! あくまでも息を吐くことを起点にしてゆっくり、リラックス!」
     病院のロビーを駆ける白衣の一団。あるいは無数のライトに照らされた分娩台。
     そういったものが存在しないごく普通の家の中で、むつきママは出産を迎えている。
     傍らには、助産婦のおばさん。そしてママを挟んでボク。
     時折上げる叫び声が、ボクの手を握る力の強さがその辛さ・大変さを物語っていた。
    「しっかりして、むつきさんっ。毎日のイメージトレーニングを思い出して!」
    「呼吸はラマーズ法! ヒッ、ヒッ、ふーッ! ヒッ、ヒッ、ふーッ!」
     他のママ達はそれを遠巻きに見守っている。
     本当ならもっと近くで応援したいだろうに、“過度の緊張を与えないため”という理由で遠ざけられたのだ。
     ボクだって、これから産まれる子の『父親』でなければ締め出されていた事だろう。
    「大丈夫。大丈夫だから、むつきママ。むつきママならきっと元気な赤ちゃん産めるから」
     家族以外の誰かがいる前でママと呼ぶのは本来ご法度だった。
     それを聞かれたら、知られてしまえば、ボク達の家族生活が終わりを告げるかもしれないから。
     でも、今のボクにはそんなコトはどうでも良かった。
     目の前で苦しんでいるむつきママを見て、泣いているママを見て、何もしないなんてコト出来る筈がない。
     それはママと恋仲になる前から、『家族』となった時から決めていたこと。
     だからボクは呼びかける。握り返す。ここにいると訴える。

    571 名前:134/意外と時間がかかってしまった…。[sage] 投稿日:03/06/27(金) 12:28 ID:LrFI3Xd9
    「あぐ・・・ゥッ、クフッ…、……ゥゥゥッ!」
     絶えず絶叫を繰り返すむつきママの様子は凄まじいものがあった。
     目を閉ざし、唇から血を流さんほどに歯を食いしばって痛みに耐えている。
     そして分娩台を兼ねたベッドの上、開かれた股の間からは、赤いナニか―――それが何か分かっていても異質としか言いようのないナニかがひり出されている。
     これはむつきママに、ボクを生んでくれたお母さんに、全世界の母親には申し訳ないんだけど、生理的な恐怖を覚えてしまう。
     だけど、ボクはしっかりと瞼を開き、その様子を目に焼き付ける。
     どんなに怖くても、恐ろしくても、この瞬間が大事なのだから。
    「……! ……、……!!」
    「…~~~!!」
    「…………」
     どれだけの時間が過ぎたのか、ボクには分からない。
     その間、家の外で誰が何をし、何が起きたのかなんて知らない。
     そんなコトはどうでも良く、ボクは今目の前に在る奇跡を目の当たりにして、ただ笑っていた。
     まん丸の顔。小さな手足。この上もなくウルサイ産声を上げるボクとママの子供。
     そして、その子を弱々しくもしっかりと抱いているむつきママ。
     その光景を見て、ボクに何を言えというのだろうか。
    「元気な赤ん坊ね。油断するつもりはないけど、これなら順調に育つでしょ。おめでとう、『お父さん』」
     背中をポンと叩かれママの前まで進み出る。
     イキナリでなんと言ったらいいか分からず、ボクはしどろもどろとなる。
    「えっと、お疲れ様でした、むつきママ。その…頑張って、生んでくれてありがとう」
    「ハイ、こちらこそ、ありがとうございます…」
     自分でも情けないと思う台詞にママは微笑み、手を差し出す。
     壊れ物を扱うように握り返したその手には、しっかりと命の流れが、真の意味で『母親』となった実感が篭っているようにボクには思われた…。
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