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名無しさん@閑古鳥
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むつき・みなづき
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名無しさん@閑古鳥
2003/08/30(土) 17:06:00
123 名前:60うづき[sage] 投稿日:03/08/30(土) 17:06 ID:dOaQV7w1
→2
「ごめん・・みな」
「え・・?」
次の瞬間、チトセはみなをはねのけて、ドアに向かって走り出していた。
「お兄ちゃぁんっ!」
背後でみなの悲痛な叫びが聞こえた。しかしチトセはそれを振り切ってドアを開けて・・・
どすっ
「・・・は?」
何か鈍い音が聞こえた。そう、まるで肉の塊に包丁を突きたてたような。
くるりと首を後ろに廻すと・・
「あ・・・あああ・・」
「お兄ちゃん、逃がさないよ」
どこに隠し持っていたのか、小ぶりの果物ナイフをみなが背中に突き立てていた。
「言ったでしょう?お兄ちゃんは誰にも渡さないって・・」
ぐりっぐりっとナイフをより深く突きたてながら、みなが無表情のまま言った。
ようやくやってきた強烈な痛みが、チトセの脳天に突き刺さる。
「ぐっ・・・がっ・・がっ」
声にならない悲鳴をあげて、チトセは床に倒れ伏す。そのはずみでナイフが
ずるりと抜け置ちた。
(な、なんじゃこりゃ・・・)
床にじわじわと広がっていく赤い染みを手ですくって、チトセは呆然とする。
「安心して。お兄ちゃん。みなもすぐに後を追うからね」
背後からの声にはっと振り返ろうとした時には既に手遅れだった。刹那、ズンッと
チトセの首筋にずっしりと重い死が叩き込まれた。
(・・・・が)
プツンと音がして、チトセの視界は闇に包まれた。
完
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