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ボクとママとココロの欠片

  1. 名無しさん@閑古鳥 2003/12/03(水) 10:22:00
    754 名前:きさらぎが受けのシチュエーションを書こうとして[sage] 投稿日:03/12/03(水) 10:22 ID:OPEyNWCc
    「どうでしょうか……自分ではかなり…良い出来だと……思うのですけど……」
    「あ、いや……どうでしょうとか言われても」

     きーママに呼ばれて部屋を訪れたボクの目の前には、むつきママそっくりのナニカが立っていた。
    「あの、きーママ? これって一体、ナニ?」
    「はい……あなたを守ったり……お世話したりするための……アンドロイド……です……」
    「ああ、やっぱり(溜息)。それはそれとして、何でむつきママ? オマケに何も着けてないのはどして」
    「……裸なのは……まだ…最終調整が終わっていないため……です……」
     ハンガーのような物に固定されたそのアンドロイドには、色とりどりのケーブルが繋がっていて、そのケーブルの先は側らのPCに接続されている。
    「……それに、むつきさんだけではなく……他の人に姿を変えることも……可能……です……」
     きーママがキーボードを叩くと、アンドロイドが緑色の光を放ちながら、今度はさつきママそっくりに姿を変えた。
    「うわっ、変わった!」
    「……制御プログラムには……むつきさん……うづきさん……さつきさん……やよいさん……それに私の、五人のマトリクスが組み込んでありますから……姿だけではなく……その性格や技能なども……トレース出来ます……」
    「これって、すでに現代のテクノロジーを遥かに超越してる気が……」
    「いえ、でも……」
     はぁ、ときーママが溜息をつく。
    「……当初の予定では……動力には『ビムラー』を使うつもり、だったのですが……制御がむずかしく……やむなく、『ゲッター線』を……使わざるをえませんでした……この点は……今後の課題…です……」
    「そ、それなら『光子力反応炉』の方が安定してるんじゃ?」
    「いえ、それでは……変形機能の制御が……出来ませんので……」
     つーか、素人のボクが聞いてても、ものすごくヤバげに感じるのは、気のせいですか?

    755 名前:導入部だけでTimeUp(汗)[sage] 投稿日:03/12/03(水) 10:24 ID:OPEyNWCc
     これ以上説明を聞くとなおさら怖くなりそうなので、話を変えることにする。
    「そ、それで、ボクを呼んだのはどうしてなのさ、きーママ」
    「……そうでした……すっかり忘れていました……」
     ……きーママも結構、肝心な事を忘れてあさっての方に行っちゃう人だよな。
    「……今からコレを……起動させますが…コレはまだ出来たてで……メモリがまっさらな状態です……ですから、コレにあなたのデータを……マスターとして……登録しなければいけません……」
    「登録?」
    「はい……鉄人のようにリモコン式では……敵に渡ると大変ですし……GRのような音声認識も……あまりアテに出来ません……ですから、一番確実な……あなたの個人データを……入力します……そのデータを……もらいたいのです……」
    「一番確実な、個人データ? それって……」
    「……あなたの考えるように……遺伝子配列をコード化して……識別チェッカに登録します……そうすればコレは……あなたの言う事のみを……聞くことになります……」
    「やっぱし……。で、そのデータってどうやってとるのさ。採血でもする?」
    「……いえ、もっと簡単に……登録できます……」
     ガコン。キュインキュィンキュイン……。
     きーママがキーボードの上ですばやく指を動かすと、ハンガーがゆっくりと変形し始めた。


    756 名前:続きは急いで書き進めます[sage] 投稿日:03/12/03(水) 10:25 ID:OPEyNWCc
     背中の部分が後ろに倒れ、反対に腰の部分が前に迫り出してくる。
     同時に足首を固定していた部分が左右に開かれた。
    「……ちょ、ちょっときーママ! こ、この格好はヤバいって!!」
    「……でも、この姿勢が……一番都合が良いので……」
     ボクの目の前には、足を大きく開いた形でアンドロイドが横たわっている。イメージ的には、産婦人科で検査を受けている時のような格好、と言っていいのかな。
     それを足元から見ている……ということは、いわゆる女性のアンナところが丸見えなワケで。
     作り物とはわかっていても、それがさつきママの姿をしていては、冷静でいられるはずも無い。
    「そ、それで、これから何すればいいのさ」
     さつきママの姿をしたモノから微妙に視線をずらし(でも視界の隅には入れながら)、きーママに訊ねた。
    「……はい、あなたの体液を……直接アレに注入します……そうすればオートでアレの体内で分析し……メモリに記録します……それで完了……です……」
     『体液』という言葉に、とてつもなく不吉なものを感じたボクは、思わず後ずさりしながらきーママに確認してみる。
    「そ、その体液って、まさか……」
    「……はい、そうです……あなたのもっとも純粋な遺伝子情報を含むもの……精液です……それをアレの……あの部分から注入します……」
     そう言いながらきーママが指差したのは、予想通りでありながらも一番考えたくなかった場所。

     アンドロイドの女性自身、だった。

    【812 名前:ボクとママとココロの欠片(4)[sage] 投稿日:03/12/06(土) 10:44 ID:KwJKJqFl
    >756からの続き

    「……外性器から膣内にかけては……本物と変わらない造りに……なっています……それに特殊な素材を……使っていますから……挿入時の感触も……違和感は無いはず……です……子宮は必要が無いので……代わりに遺伝子情報の……分析機器を設置しました……」
     それじゃまるでオリエント工業の等身大ドールだよ……というツッコミはさておき。
    「つまりきーママはボクに、このアンドロイドと、せ、せ、……『せっくす』しろ、って言いたいわけ?」
    「……『セックス』、とは……違うのではないかと……性交とは、同種の生物同士で成り立つもの……これは、造り物です……から……むしろ……自慰に近いと……思います……」
    「あ、あはは、自慰、ね……はぁ~」
     どちらにせよ、ボクには人形相手に欲情するシュミは無い。まったく、ピグマリオンじゃあるまいに。
     それに、姿がママたちそっくりというのも問題だよ。
     確かに本物じゃないけど、だからこそ、本人に対する冒涜じゃないかって感じがする。
     ……いや、一人でしてるときにママたちのことを思い浮かべてるボクが言えるセリフじゃないのは、重々承知してますけどね。それはそれ、これはこれ。
     とりあえず、なんとしてでもこの場は切り抜けなきゃ。
    「……そういうことですから……さあ、どうぞ……」
    「う~ん、きーママには悪いけど、やっぱ出来ないって」
    「……何故でしょう?……見られるのが恥ずかしければ、私は……外に出ていますけど……」
    「いやいやいやそーでなくてさ。造り物とはいえママたちの姿をしてるんだから、そんなことはやっぱやれないよ。例えばこのことをさつきママが知ったとしたら、きっと気分悪くするだろうし」

    813 名前:ボクとママとココロの欠片(5)[sage] 投稿日:03/12/06(土) 10:45 ID:KwJKJqFl
    「……そういうもの、なんでしょうか……私にはよく……わかりませんが……」
     きーママが困惑した表情で考え込むのを見て、一気に畳み込む。
    「そーゆーもの。自分の知らないところで、自分じゃないけど自分にそっくりなものがそういう事されるのは、少なくとも当人にとっては喜ばしい事じゃないよね。
    かといってこんなこと本人の了解も取れないし。んじゃ、この話はお流れということで、ボクはここらで失礼を……」
     ボクは、早口で捲し立ててきーママを煙に巻き、そのスキにこの場を逃れようとした。でも流石はきーママ、簡単にはそんな手に引っかかってくれなかった。
    「……では、これの姿を……私に変えましょう……そうすれば、問題……無いでしょう?」
     あちゃぁ、やっぱしそうくるか。
     ならば、計画の第二段階へ移行だ。
    「ねぇきーママ、ちょっと考えてみてよ」
    「……なにを、ですか?」
    「ボクはね、こういうことはまだ未経験なわけですよ」
    「……ええ、知っています……」
    「……(即答されちゃったよ)こほん。つまり、これが初体験になるということだよね」
    「……はい、そうなり……ますね……」
    「初体験というのは人生に一度きり、やり直し無しの一発勝負ですよ。ずっと記憶に残って、生きてる限り何度も思い返す事になるわけだ。
    ヘタを打ってトラウマにでもなったら、将来にどんな悪影響を及ぼすやら……うわぁ、想像するのも畏ろしや畏ろしや。それにそういうのは大事な人との大切な思い出にしたいというのもあるわけで」
    「…………」
    「ま、かように初体験というのは大切だっちゅーことで、それがたとえ人そっくりなものでもあまりよろしくないのではないかと自分は主張するものであります」
     我ながら無茶苦茶な論理を振り回してるとは思うけど。でも、とにかくこの場は、なんとしても押し切ってしまうのが最優先だ、と自分を納得させる。

    814 名前:ボクとママとココロの欠片(6)[sage] 投稿日:03/12/06(土) 10:47 ID:KwJKJqFl
     ボクの話を聞き終えたきーママは目を閉じ、あごに手を当ててじぃっと何かを考えている。
     やがて何がしかの結論に達したらしく、小さく頷くと目をあけ、ボクを見つめながら口を開いた。
    「……そんなに、初体験というのは……大切なもの……ですか?」
    「うん、大事大事」
    「……わかりました。では……こうしましょう……私が……あなたの初めてのお相手を……務めさせて……いただきます……」
    「……え゛!?」
    「……不束者ですが……よろしくお願いします……」
    「…………」
     この時になってようやく、ボクが今の今まで必死に墓穴を掘っていたということに気がついた。
     「一生の記憶」やら「大事な人と」なんてムダに力説した以上、ここできーママの提案を受け入れなかったら、
    つまりは自分にとっては、きーママってそーゆー存在じゃ無いと言ってるようなモノじゃないかっ!
     かといって、受け入れたら受け入れたできーママとの関係は後戻り出来ないものになっちゃうし。
     あぅぅ、こんなところでこんな重大な決断を迫られることになろうとは想像も出来なかったよ……。
    「……さぁ、どうぞこちらへ……」
     ベッドに座ったきーママが、隣をぽんぽんと叩いてボクを誘う。
    「ぅぅぅぅうん」
     抗う術も無いボクは、錆びたブリキ人形のようなギクシャクした動きできーママへと近づいていった。

    【つづく】
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